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トピックス

[2020.05.11]

コロナ禍で新聞媒体が評価される「信頼性」「要点まとめ」「保存・確認」 ― 「新型コロナウイルスとメディア接触 10紙共同調査」結果 ―

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する10新聞(朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、河北新報、東京新聞、中日新聞、神戸新聞、中国新聞)は各紙の読者モニターを対象として4月、「新型コロナウイルスとメディア接触」に関する共同調査を実施しました。

情報を入手しているメディアで、最も信頼しているのは「新聞」

新型コロナウイルスに関する情報入手で利用するメディアについて聞いたところ、「新聞」が93.8%と最も高く、次いで「テレビ(民放)」83.9%、「テレビ(NHK)」82.3%、「インターネット:ニュースサイト(Yahoo!ニュース、LINE Newsなど)」77.2%の順になりました。
利用するメディアの中で「最も信頼しているもの」をひとつだけ聞いたところ、「新聞」が35.3%で首位に、「テレビ(NHK)」34.0%、「テレビ(民放)」10.5%と続きました。
生活者は複数のマスメディアおよびインターネットを通じて様々な情報を収集していますが、最も信頼しているのは「新聞」ということがわかります。

新聞への接触が「増えた」と約半数が回答

新型コロナウイルスに関して報道されるようになって以降、各メディアに対する接触時間や接触回数に変化があったかを聞いたところ、「新聞」は「増えた・計」(かなり増えた+やや増えた)が47.5%となりました。「テレビ(NHK)」59.9%、「インターネット:ニュースサイト(Yahoo!ニュース、LINE Newsなど)」58.3%、「テレビ(民放)」55.0%に比べると、やや下回る結果となりましたが、新聞は習慣メディアと捉えられていることから「変わらない(49.7%)」まで含めると97.2%に達します。
もともと日常的に触れている新聞に対して、約半数が普段より接触が増えていると回答しており、新聞の接触についてもより高まっていることがわかります。

新聞の「信頼性」「要点まとめ」「保存・確認」の機能が評価

「新聞」の接触が増えた回答者にその理由を聞くと、「情報が信頼できるから」51.6%、「情報の要点がまとめられているから」44.0%、「情報が保存できて、確認しやすいから」37.2%、「地元の情報が多いから」37.1%、「知りたい情報が詳しくわかるから」37.0%が上位にランクインしました。一方で、テレビやインターネット関連では、「情報が早くて新しいから」、「色々な人の意見を得ることが出来るから」、「情報が幅広いから」といった項目が上位に入ってきています。コロナウイルスに関する情報は信頼のできる新聞紙面で要点を確認し、速報性・多面的な情報を取り入れる場合には、テレビやインターネットを利用しているといった、必要に応じてメディアの使い分けをしていると言えそうです。

 

詳しい結果は、以下をご覧ください。(2020年5月11日付ニュースリリース)