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[2024.03.26]

定点調査で観測する正月紙面調査 −「元日の新聞の読み方 14 紙共同調査」結果−

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する 14 新聞(朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、中日新聞、中国新聞、西日本新聞、日刊スポーツ)は各紙の読者モニターを対象として 1 月、「元日の新聞の読み方」に関する共同調査を実施しました。

元日の新聞、「華やか」「別刷り特集には出来るだけ目を通す」など過去最高を更新

本調査では回答者に「そう思う~そう思わない」もしくは「あてはまる~あてはまらない」の 4 段階の選択肢を提示し、1 つを選ぶ方式で回答を聴取しています。
元日の新聞がどう読まれたかについて聞いたところ、「元日の新聞は華やかだ」が 87.8%(「そう思う」+「ややそう思う」の合計)と最も高くなりました。また、「読むのは楽しい(77.0%)」「読みごたえがある(75.9%)」と、それぞれ 2013 年の本調査開始以来の最高値を更新しました。【表 1】
別刷り特集への感想については「テレビ番組特集の別刷りは便利だ(81.2%)」が最も高く、「別刷り特集には出来るだけ目を通す(78.9%)」、「別刷り特集を読むのは楽しい(76.0%)」と共に、過去最高値を更新しました。【表 2】
今回の調査では 38 項目の設問中、30 項目で過去最高値を更新して、新聞読者の元日紙面に対する評価が高まっている状況がうかがえます。

元日に新聞広告を出す企業への評価では「信頼できる」が 6 年連続でトップ

元日に新聞広告を出稿する企業への評価では「信頼できる」が 83.0%(「あてはまる」+「ややあてはまる」の合計)と 6 年連続で最も高いスコアとなり、「企業の思いが伝わる(80.4%)」「一流の(78.4%)」と評価が続きます。【表 3】
元日に掲載されている新聞広告については「企業の理念や取り組みを知るきっかけとなる」が 77.3%と最も高く、「既知の企業にあらためて注目するきっかけとなる(76.6%)」、「企業への興味・関心が高まるきっかけとなる(76.3%)」と続きます。【表 4】
元日に広告を出稿する企業は信頼性が高く、掲載された新聞広告は企業の理念や取り組みを知る気づきとなる機会が多いことがうかがえます。

新聞広告を見て初売りやイベント、映画に対する購入・参加意向が高まる

正月の新聞に掲載されている広告に対する行動については「初売りの新聞広告を見て、お店(オンラインショップを含む)に行きたいと思った(行った)」が 61.8%、「イベントの新聞広告を見て、そのイベント(オンラインイベントを含む)に行きたいと思った(行った)」が 54.8%、「映画の新聞広告を見て、映画館(動画配信サービスを含む)に見に行きたいと思った(見に行った)」が 52.4%で、それぞれ過去最高値を更新しました。【表 5】
これらの項目について回答者の年代別に結果を分析したところ、29 歳以下、30 代、40 代は、さらにスコアが上昇しており、広告接触により購入意向、参加意向が増していることがわかりました。【表 6】
新型コロナウイルス感染症の 5 類移行後初めての正月で、初売りや新年のイベントの新聞広告が、読者の消費行動の意欲を高めるきっかけになったことがうかがえます。

詳しい結果は、以下をご覧ください。(2024年3月25日付ニュースリリース)