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[2022.03.08]

コロナ禍が長引く中で、正月紙面はどう読まれたか ― 「元日の新聞の読み方 16 紙共同調査」結果 ―

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する 16新聞(朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、静岡新聞、中日新聞、山陽新聞、中国新聞、西日本新聞、日刊スポーツ)は各紙の読者モニターを対象として 1 月、「元日の新聞の読み方」に関する共同調査を実施しました。

元日の新聞は別刷りまでしっかり読まれている

元日の新聞がどう読まれたか、不要不急の外出自粛要請がでていた昨年同日のスコアと比較したところ、「元日の新聞は華やかだ」のそう思う計(そう思う+ややそう思う)が 86.3%と最も高くなりました。「元日の新聞を読むのは楽しい」74.0%と 2013 年調査開始以来の最高値を二年連続で更新しました【図 1】。
別刷り特集の感想についてはすべての項目で前年のスコアを超えました。「テレビ番組特集の別刷りは便利だ」のそう思う計が 80.5%、次いで「別刷り特集には出来るだけ目を通す」78.6%、「別刷り特集は読みごたえがある」75.5%となりました【図 2】。
元日の新聞は、本紙だけでなく、別刷りまでしっかり読まれていることがわかります。本紙、別刷り特集とも、昨年よりもすべての評価項目でスコアアップの傾向が見られました。

昨年に比べ、初売りやイベントなどへの参加意向が高まる

元日の新聞に掲載されている広告や企業のイメージについて聞いたところ、企業については「信頼できる」のあてはまる計(「あてはまる」+「ややあてはまる」)が 81.0%と最も高いスコアとなりました。続いて「企業の思いが伝わる」77.9%、「一流の」77.6%の順で高い結果となりました【図 3】。
また元日の新聞に掲載されている広告のイメージについては、「既知の企業にあらためて注目するきっかけとなる」が 75.4%と最も高いスコアとなり、次いで「企業の理念や取り組みを知るきっかけとなる」が 74.5%、「企業への興味・関心が高まるきっかけとなる」が 74.3%でした【図 4】。
元日の新聞に掲載されている広告に対する行動について聞いたところ、初売り、イベントなどへ参加したい読者の意向が見て取れました。「初売りの新聞広告を見て、お店(オンラインショップを含む)に行きたいと思った(行った)」60.5%と昨年を約 4 ポイント上回り、「イベントの新聞広告を見て、そのイベント(オンラインイベントを含む)に行きたいと思った(行った)」は昨年を約 7 ポイント上回りました。【図 5】。
新型コロナウイルスによる外出自粛などの制限が比較的緩和されていた 22 年元日は、買い物やイベントへの参加などを促す新聞広告が、消費行動の意欲が高まっていた読者へ届き行動を促すきっかけになったことが伺えます。

詳しい結果は、以下をご覧ください。(2022年3月8日付ニュースリリース)