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[2015.03.03]

元日の新聞は読みごたえがある、読むのは楽しいなど高い評価 約9割の読者が目を通す書籍広告 ―正月紙面・書籍広告についての16新聞共同調査―

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する16新聞(朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、河北新報、東京新聞、静岡新聞、中日新聞、京都新聞、神戸新聞、中国新聞、西日本新聞、サンケイスポーツ、スポーツ報知、日刊スポーツ)は、各紙の読者モニターを対象にした共同調査として、1月に正月の新聞の読まれ方および書籍広告の見られ方についての調査を行いました。

元日の新聞は普段より長く読む

元日発行の新聞は各紙とも、正月ならではの企画記事や分冊(別刷り)にして各種テーマを展開するなど読み応えのあるものとなります。読者がどう接しているかを調べました。
元日の新聞の読み方としては、①普段より読む時間が長い(65.0%)、②2日以降も読む(56.6%)、③普段より長い時間取り置きする(53.0%)など、普段より接する時間が長くなるだけでなく、翌日、翌々日まで閲読される傾向が伺えました。

元日の新聞は「華やか」「のんびりした気分で読む」「読みごたえがある」「読むのは楽しい」

元日の新聞の感想としては、①華やかだ(85.5%)、②普段よりのんびりした気分で読む/読みごたえがある (ともに71.4%で同率)、④読むのは楽しい(70.5%)という回答が多く、普段の新聞とは一味違う印象や閲読態度で読まれているようです。

別刷りは「できるだけ目を通す」「テレビ番組特集の別刷りは便利」

分冊になったテーマ別刷りについての感想は、①テレビ番組特集の別刷りは便利だ(78.7%)、②出来るだけ目を通す(72.5%)、③読みごたえがある(68.1%)、④読むのは楽しい(65.9%)、⑤別刷り特集は、広告も注目する(56.1%)などの声が上位にあがります。ふだんより元日の新聞が読まれる中で、別刷りも読者が楽しんでおり、広告も注目されている様子が伺えます。

元日の新聞広告は「これまで知らなかった企業を知るきっかけ」「企業の思いが伝わる」

元日の新聞広告には、企業からの改まったメッセージが込められるなど新年にふさわしいものが多く掲載されます。読者の感想は①これまで知らなかった企業を知るきっかけとなる(69.5%)、②既知の企業にあらためて注目するきっかけとなる(61.3%)、③企業の理念や取り組みを知るきっかけとなる(59.8%)などが挙げられ、新聞読者が企業のことを認知する機会となっていることがうかがえます。元日の紙面に広告掲載されている企業に対する印象は、①企業の思いが伝わる(33.0%)、②信頼できる(31.3%)、③一流の(26.9%)などが上位に挙げられました。

元日を含む正月の新聞広告について「テレビ番組」「初売り」「書籍」に注目

元日に限らず正月に掲載される新聞広告に関して聞いたところ、①テレビ番組の広告を見て番組を見たいと思った(見た)(75.4%)、②初売り広告は新年に欠かせない情報だ(64.6%)、③初売りの広告を見てお店に行きたいと思った(行った)(57.5%)が上位に挙げられました。「初売り広告」については約半数(49.1%)が「新聞に掲載された複数の初売り広告を見比べた」と答え、注目度の高さが見受けられました。

約9割の読者が目を通す書籍広告

今回の調査では書籍広告についても調べました。まず、書籍広告を見るかどうか聞いたところ、「必ず見る」(19.6%)と、「タイトルなどで気になったものは見る」(68.9%)を合わせて、回答者の約9割が広告に目を通していることが伺えます。

約8割の読者が書籍や雑誌の新聞広告を見て購入した経験あり

今回の調査では書籍や雑誌の新聞広告を見て、広告されている書籍を購入した経験があるかどうかについても聞きました。その結果「よく購入している」「ときどき購入している」「1度は購入したことがある」人は81.0%に達し、多くの読者が書籍や雑誌の新聞広告を見て実際に購入したことがあることが分かりました。

書籍広告は新聞読者にとって本を知るきっかけの存在

書籍広告に対する評価を聞いたところ、①今まで知らなかった本の存在を知る(    91.5%)、②新作の存在を知る(90.5%)、③ヒットしている作品の存在を知る(86.8%)といった、新たな本の存在を認知するきっかけの場として評価されていることが分かりました。そのほかにも④ニュースや話題を知る(84.2%)、⑤作品に興味を持つきっかけになる(83.5%)と、書籍広告を通じて世の中を知ったり、作品に興味を持つきっかけになるなど、認知の場としてだけでなく、さまざまな役割を書籍広告が担っていることが伺えます。

好きな書籍ジャンル

好きな書籍のジャンルについても聞いたところ、①日本人作家のミステリー作品(43.1%)、②暮らしをテーマにしたハウツー本(37.5%)、③日本を舞台にした歴史小説・歴史解説(28.6%)が上がりました。但し、男女では傾向が異なり、男性では①日本人作家のミステリー作品(36.7%)、②日本を舞台にした歴史小説・歴史解説(31.5%)、③ビジネスに必要な知識・ハウツーなどをテーマにした本(30.8%)が好きな書籍ジャンルとして上がるのに対し、女性では、①日本人作家のミステリー作品(49.7%)、②暮らしをテーマにしたハウツー本(49.6%)、③医療・健康関連書籍(31.5%)が好きな書籍ジャンルとして上がりました。

 

詳しい結果は、以下をご覧ください。(2015年3月3日付ニュースリリース)