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[2018.03.26]

新聞ニュース、若い世代ほどSNSで発信 ―「ネットでの新聞記事の閲読に関する19紙共同調査」結果―

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する19新聞(朝日新聞、産経新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、静岡新聞、中日新聞、京都新聞、神戸新聞、山陽新聞、中国新聞、西日本新聞、スポーツ報知、日刊スポーツ)は各紙の読者モニターを対象として1月、「ネットでの新聞記事の閲読に関する19紙共同調査」を実施しました。

若い世代ほど新聞ニュースをSNSで発信

新聞読者は日ごろ読んでいる新聞のニュースをネットでも読んでいるかどうかを聞きました。男性は「新聞社のニュースサイトを見る」が64.9%で最も高くなりました。「ポータルサイトで配信ニュースを読む」が45.2%、「ニュースアプリ(まとめサイト)で配信ニュースを読む」が41.0%で続きました。

女性も「新聞社サイトを見る」が52.9%で最も高くなりましたが、2位は「まとめサイトで読む」で32.9%でした。「ポータルサイトで読む」が31.5%で続きました。

新聞ニュースをどのように話題にしているかを聞きました。「他人と話す」は女性が74.9%と男性の71.7%をやや上回ります。逆に「SNSやブログで発信する」は男性が15.7%と女性の8.2%を上回りました。

年代別では「他人と話す」は29歳以下、30代の若い世代が60%台半ばで、40代以上に比べると水準が低くなりました。一方、「SNSで発信」は29歳以下が21.9%で最も高く、年齢が高くなるにつれて割合が低下しています。

新聞ニュースは女性が雑談に使う日常生活の情報源

新聞ニュースを話題にする理由を聞くと、質問10項目のうち7項目で女性が男性を上回りました。

女性が男性を5ポイント以上上回ったのは2項目ありました。「雑談に適する」は女性33.5%に対して男性は25.9%、「話題にしやすい」は女性26.0%に対して男性は19.1%でした。女性は新聞を日常生活の情報源として活用していることがうかがえます。

「雑談に適する」を年代別に見ると、すべての年代で女性が男性を上回っています。女性の40代以上は30%台の高い水準となっています。

女性は身近な地域ニュースに関心

日ごろ話題とする新聞ニュースのジャンルは、女性は「日本や世界の社会問題や事件・事故」が67.5%で最も高く、これに「全国的なヒット商品や人気のスポット」58.3%、「地域の社会問題や事件・事故」が56.3%で続きました。男性に比べて関心が高いのは「地域のヒット商品や人気スポット」で42.2%となり、男性を17.7ポイントも上回りました。

男性も「日本や世界の社会問題」が66.0%で最も高くなりますが、2位は「日本や世界の政治情勢」で57.9%となります。これに「スポーツチーム・選手の世界的な活躍や戦績」が49.5%となります。女性のほうが地域ニュースなど身近な話題に関心が高いようです。

女性で3位となった「地域の社会問題」について年代別に見ると、女性は30代以上で50%を超えています。最も高いのは40代で60.0%となりました。男性は最も高い60代で53.4%となりますが、50代以下では40%台にとどまっています。

 

詳しい結果は、以下をご覧ください。(2018年3月26日付ニュースリリース)