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[2016.02.18]

元日の新聞は読みごたえがある、読むのは楽しいなど高い評価 ―正月紙面について18新聞共同調査―

新聞広告共通調査プラットフォーム「J-MONITOR(ジェイ・モニター)」に参加する18新聞(朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、読売新聞、北海道新聞、河北新報、東京新聞、新潟日報、信濃毎日新聞、静岡新聞、中日新聞、京都新聞、神戸新聞、山陽新聞、中国新聞、西日本新聞、スポーツ報知、日刊スポーツ、)は、1月に各社の読者モニターを対象にし、正月の新聞の読まれ方について共同調査を行いました。

元日の新聞は普段より長く読む

元日発行の新聞は、各紙とも正月ならではの企画記事や分冊(別刷り)にして各種テーマを展開するなど、紙幅が厚くなっています。読者がどう接しているのかを調べました。
元日の新聞の読み方としては、①普段より読む時間が長い(66.3%)②2日以降も読む(57.0%)③普段より長い時間取り置きする(53.4%)など、接する時間が長くなるだけでなく、翌日、翌々日まで閲読される傾向も見られました。

元日の新聞は「華やか」「読みごたえがある」「のんびりした気分で読む」「読むのは楽しい」

元日の新聞の感想としては、①華やかだ(86.4%)②読みごたえがある(72.5%)③普段よりのんびりした気分で読む(70.7%)④読むのは楽しい(69.9%)などが評価されました。

別刷りは「出来るだけ目を通す」「テレビ番組特集の別刷りは便利」

分冊になったテーマ別刷りについての感想は、①テレビ番組特集の別刷りは便利だ(77.3%)②出来るだけ目を通す(70.7%)③読みごたえがある(67.7%)④読むのは楽しい(64.7%)⑤別刷り特集は、広告も注目する(57.2%)などが評価されました。ふだんより元日の新聞が読まれる中で、別刷りも読者が楽しんでおり、広告も注目されている様子が伺えます。

元日の新聞広告は「これまで知らなかった企業を知るきっかけ」「企業の思いが伝わる」

元日の新聞広告には、企業からの改まったメッセージが込められるなど新年にふさわしいものが多く掲載されます。読者の感想は①これまで知らなかった企業を知るきっかけとなる(69.8%)②企業の理念や取り組みを知るきっかけとなる(63.1%)③既知の企業にあらためて注目するきっかけとなる(62.4%)などが挙げられ、企業への注目度が高まっていることがわかります。また企業に対する印象は、①企業の思いが伝わる(33.3%)②信頼できる(30.9%)③一流の(26.3%)などが上位に挙げられました。

元日を含む正月の新聞広告について「テレビ番組」「初売り」

元日に限らず正月に掲載される新聞広告に関して聞いたところ、①テレビ番組の広告を見て、番組を見たいと思った(見た)(74.5%)②初売り広告は新年に欠かせない情報だ(65.0%)③初売りの広告を見て、お店に行きたいと思った(行った)(57.3%)などが上位に挙げられました。さらに「初売り広告」については約半数が「新聞に掲載された複数の初売り広告を見比べた」(49.5%)と答えるなど注目度の高さが見受けられます。

選挙意識、オリンピック・パラリンピック

今回の調査では、今年予定されている参議院選挙とブラジル・リオデジャネイロで開催されるオリンピック・パラリンピックの意識調査も行いました。
7月に予定されている参議院選挙について、投票する政党や候補者を決める際にどのような政策や課題を重視するか聞いたところ、①年金制度(53.0%)②医療・介護制度(48.6%)③消費税の見直し(44.8%)などが上位に挙げられました。
ブラジル・リオデジャネイロで開催されるオリンピック・パラリンピックで注目する競技については、①体操(49.0%)②陸上競技(46.8%)③水泳(45.7%)などの競技に関心が高いことがわかりました。